矯正歯科治療のトラブル

竹山矯正歯科クリニック

新潟市東区・矯正歯科治療専門

ホーム >  当院の矯正歯科治療 >  矯正歯科治療のトラブル

矯正歯科治療のトラブル例

【他院での治療中・治療後のご相談例】

クエスチョン

非抜歯治療で口元が突出してしまったのですが…

クエスチョン

患者さんは生来、顎と歯の大きさのバランスがとれていなかったため、歯並びがでこぼこな状態でした。歯を並べるには抜歯によるスペースを作り出す必要がありましたが、歯を抜くことを回避した矯正歯科治療を行ったことで、歯列が前方に出て口元が突出した顔貌になってしまい、セカンドオピニオンで相談を受けました。

矢印
アンサー

矯正歯科治療では、歯並びやかみ合わせを整えることはもとより、バランスの取れた横顔への配慮もとても重要な目的です。
無理な非抜歯治療や顎の拡大治療は、口元の突出や後戻りを生じやすく、注意が必要です。「非抜歯ありき」ではなく、矯正歯科治療専門の検査の結果で判断するべきです。

クエスチョン

マウスピース型矯正治療がいつまでも終わらないのですが…

クエスチョン

「マウスピース型矯正治療をしているが、2年経っても全く症状が改善しない」との相談がありました。その患者さんは一般歯科でマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を行っていました。いつまで経っても良くならないというのは、それもそのはずで、その患者さんは顎の手術を要する外科的矯正治療の適応症例でした。初診時の検査・診断ミスによるものです。

矢印
アンサー

矯正歯科治療の専門知識や経験がない一般歯科での治療で起こり得る例です。インビザラインを製造するアライン・テクノロジー社のコンピューター診断に頼り過ぎて、歯科医師の診断が疎かになる事例が増えています。マウスピース型矯正治療であっても、矯正歯科治療を専門とする「矯正医」のもとで行うことをお勧めします。

クエスチョン

せっかく治療したのに…。後戻りするのですか?

クエスチョン

3年かけて歯並びを改善したのに、治療後1年でまた歯並びが悪くなったと相談がありました。よく話を聞いてみると、取り外し可能なリテーナー(保定装置)の使用時間が少なかったようです。

矢印
アンサー

後戻りの原因として一番多いのが、リテーナーの使用不足です。歯の移動が完了して矯正装置を外した直後は、まだ歯や歯槽骨、口腔周囲筋などが新しい環境で安定していないため、歯は元の位置に戻ろうとしていきます。そのため、概ね2年程度はリテーナーを装着して、新しい歯並びを安定させる必要があります。

また、上下の歯に舌を挟んだり前歯の裏側を舌で押すような「舌癖」が治らないままだと、矯正装置を外した途端に歯は動きやすくなります。後戻りを避けるためには、矯正歯科治療の間に舌癖もしっかり治しておくことが大切です。

他には、かみ合わせの原因による後戻りもあります。並べた歯のかみ合わせができていないと、噛むたびにいろいろな方向から力が加わるため、歯はだんだん動いていきます。前歯だけの部分矯正やセラミックを被せて見た目だけきれいにした場合で、かみ合わせに配慮をしていないケースでは、歯はかみ合う位置へと移動していきます。

矯正歯科治療完了後に親知らずが萌出して歯列を圧迫している場合や、むし歯等で歯が抜けて隙間ができてしまったケースも、そのままにしておくと歯並びが変わってしまうので、ご注意ください。

セカンドオピニオンについて

【医院選びのセカンドオピニオン】

クエスチョン

何を基準に治療を行う医院を選んだらいいですか?

 
アンサー

あなたが歯列矯正を考えた時、まずはどこの医院でどんな治療をするかを調べるかと思います。矯正歯科治療は自費診療の上、長く通院していただきますので、治療を任せる上でぜひ納得のいく歯科医院を選んでください。

医院選びで一番大切なことは「治療のゴールをどのように見据えているか」です。あなたが数年を費やして治療を行うからには、満足のいく治療結果を得られることを重要視してください。
矯正装置や治療の過程を優先にし過ぎると、必ずしも理想通りの仕上がりにはならない可能性もあります。

【転院のセカンドオピニオン】

クエスチョン

現在の治療に不安があり、担当医へも不信があるのですが…

アンサー

基本的には主治医とよく話し合い、問題を解決することが一番ですが、主治医とコミュニケーションが取りづらい、きちんと答えてもらえないなどお困りの場合はご相談ください。
また、矯正歯科治療が終わって、納得のいく仕上がりになっていない場合などのご相談も承っています。
ご来院の際には、できるだけ治療開始前の資料や精密検査結果の資料などをご持参ください。

クエスチョン

セカンドオピニオンの相談費用はいくらですか?

アンサー

セカンドオピニオン相談 3,300円(税込) 
セカンドオピニオン相談+精密検査 33,000円(税込)


※矯正歯科治療開始前は初診相談となります。
他院にて治療開始後の相談はセカンドオピニオンとなります。

矯正歯科治療中のトラブル対処法 

診療時間内であれば、まずはお電話ください。トラブルの状況をお伝えいただき、状況に応じて急患対応いたします。

【治療中のこんな「困った!」】

クエスチョン

ワイヤーが飛び出た・ワイヤーが切れた

 
アンサー

短く飛び出たワイヤーでお口の中を傷つけるようなら、ワイヤーの先にワックスを付けて覆ったり、リガチャ―ワイヤー(ブラケットとワイヤーを固定する針金)であれば割り箸の先や爪先などでお口に当たらないように内側に押し込んでください。
メインのワイヤーが切れたり折れたりした場合でも、痛くなければそのままにし、内頬に当たって痛いようであればワックスを大きめに付けてカバーしてください。
ワックスは飲み込んでしまっても身体に害はありません。

クエスチョン

矯正装置が外れた

アンサー

マルチブラケット装置が外れただけで、痛みが無い場合は、そのままにして大丈夫です。取れた装置の箇所をお伝えいただき、装置はご持参ください。

クエスチョン

矯正装置が当たって口内炎ができた

アンサー

矯正装置にはワックスを付けて、内頬に装置が当たらないようにして痛みの軽減を図ってください。患部には市販の口内炎パッチがお勧めです。

クエスチョン

むし歯ができてしまった

アンサー

むし歯はすぐに治療が必要か経過観察で良いかなど進行の程度で対応も違ってきます。当院に通院中に治療が必要なむし歯が見つかった場合は、かかりつけ歯科あるいは信頼の置ける一般歯科にご紹介します。むし歯治療の際は、矯正歯科治療を一旦中断しないとならないこともあります。当院では、毎回の通院の際には専用の装置を使ってしっかりと清掃を行い、歯磨きが十分でなければその都度指導も行ってまいります。

クエスチョン

治療中に親知らずが萌出してきた

アンサー

奥歯(第二大臼歯)を横から圧迫するような生え方など、歯の移動を阻害したり、後戻りの要因になりそうな場合は、抜歯する必要があります。当院では、親知らずの抜歯は新潟大学口腔外科をご紹介しています。

■治療内容

矯正装置を利用して歯を少しずつ動かし、歯並びや口元を整えます。

■治療期間及び回数

約2~3年・1か月に1回の来院(保定期間は約2年・3~4か月に1回の来院)

■治療費概算(自費)

約70~90万円

■リスク・副作用

  • 個人差はありますが、矯正装置を付けた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
  • 保定装置をきちんと使用しないと、後戻りが生じやすくなります。