大人の矯正

竹山矯正歯科クリニック

新潟市東区・矯正歯科治療専門

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大人の矯正について

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大人の矯正が増えています

歯列矯正は、歯と歯茎が健康であれば年齢に関係なく治療が可能です。 社会人になり金銭的に余裕ができて治療を開始する20代の患者さん、お子さんの治療をきっかけに「私もきれいになりたい!」とご来院される30代・40代の患者さん、年齢を重ねて歯並びが変わってきたから治したいという50代の患者さんなど、多くの成人の患者さんが矯正歯科治療を行っています。

矯正歯科装置を付けて歯の移動をする期間は約2〜3年。人生の中でこの2〜3年は長いですか? 大人になればなるほど1年、2年はあっという間ではないでしょうか?

もし、あなたが歯並びや口元にコンプレックスや不調をお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。矯正歯科治療に関する不安や心配事、治療費の総額など、院長が詳しくご説明いたします。

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大人の矯正のメリット・デメリット

~ メリット ~

歯並びが良くなると日々の歯磨きやメンテナンスがしやすくなり、むし歯・歯周病のリスクも軽減します。また、かみ合わせが良くなると、咀嚼能力の向上や一部の歯にかかる圧力が分散されて歯の寿命が長くなる可能性が高くなります。

一般的に、歯並びが良い人は清潔感や好印象を持たれやすいといわれています。歯並びと共に口元のバランスが整うと、オトガイ筋の緊張(顎の梅干じわ)なども無くなって表情が明るく見え、唇が閉じやすく安寧な口元は穏やかな印象を与えます。見た目のコンプレックスが解消されることも矯正歯科治療の大きなメリットの一つです。

~ デメリット ~

矯正歯科治療のデメリットは、治療期間が長く、年単位であることや自費診療のため費用がかかることが挙げられます。

場合によっては、口元のバランスを整えるために、健康な歯を抜く必要が出てくることもあります。

その他にも、矯正歯科装置で歯磨きがしにくくなることから治療中のむし歯・歯周病の可能性や、大人の矯正歯科治療ではしばしば顎関節症歯根吸収歯肉の退縮といったリスクがあります。

当院では、リスクは最小限になるよう、矯正歯科治療の知識と経験をもとに、最大限の注意を払いながら治療を進めてまいります。 ご心配なことがありましたら、ご納得されるまでしっかりとカウンセリングを行いますので、ぜひ院長にご相談ください。

大人の矯正治療例

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出っ歯・歯のでこぼこ

こちらの患者さんは歯が並ぶスペースの不足による前歯のでこぼこと、それに伴う前歯の前突、奥歯の咬み合わせのズレがありました。また、口元が前方へ突出していることで、口を閉じた時に下唇からオトガイにかけて緊張があり、フェイスラインに歪みが見られました。

【矯正治療前】

矯正治療前_大人症例
矢印

【矯正治療後】

矯正治療後_大人症例

歯を並べるスペースを確保するため、上下左右の小臼歯の抜歯を行いました。その抜歯スペースを利用して、歯のでこぼこを解消し、上下の前歯を後方に下げ、奥歯の咬み合わせのズレも直しました。

治療後は、歯並び・かみ合わせは整い、口元全体がリラックスして顎の形や横顔全体のバランスが良くなりました。

【診療情報】

■主訴

前歯が出ていて、口元が突出している

■診断名あるいは症状

上顎前突・叢生

■年齢

20歳

■治療に用いた主な装置

マルチブラケット装置

■抜歯部位

左右上の第一小臼歯、左右下の第二小臼歯、上下左右の第三大臼歯

■治療期間

2年11か月

■治療費概算(自費)

約80万円

■リスク・副作用

  • 個人差はありますが、矯正装置を付けた当初は痛みや不快感があります。
  • 歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。
  • 矯正歯科治療中は歯磨きがしにくくなるため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
  • 保定装置をきちんと使用しないと、後戻りが生じやすくなります。

大人の矯正歯科治療Q&A

クエスチョン

矯正歯科治療は痛いですか?

アンサー

個人差はありますが、初めて矯正装置を装着した時が一番痛かったという患者さんが多いです。また、歯を動かす期間は月に1回装置の調整を行いますが、その時も初回ほどではありませんが、痛みや鈍痛を感じることもあると思います。

矯正歯科治療の痛みの主な原因は、歯が歯槽骨の中で動くことによる炎症と、一時的に歯の神経や血管が圧迫されることによる血行不良、また、装置が内頬に触れることで口内炎ができることなどが挙げられます。 これはどれも一時的な痛みで、数日から1週間も経たないうちにスッキリと消えていきます。痛みが強い時は市販の痛み止めも服用できますので、あまり過度に心配せずに、リラックスして治療に臨んでください。

クエスチョン

治療期間はどのくらいですか?

アンサー

歯を動かす期間は、症状や抜歯の有無にもよりますが、一般的には2〜3年前後となります。この間は月に1度の通院となります。

装置を外した後は、約2年の保定観察期間を要します。この間は約3~4か月に1度の通院となります。

クエスチョン

矯正歯科治療のために健康な歯を抜いても大丈夫ですか?

アンサー

歯科医師も皆、抜かずに済むのであればできるだけ抜かないで治療したいと考えています。しかし、歯と顎の大きさのバランスが悪かったり、かみ合わせがずれている場合などは、歯を並べるスペースを作るために抜歯せざるを得ないことがあります。 また、口元が出ていたり、口が閉じにくい場合は、歯を後方へ移動させるスペース確保のために、抜歯をご提案することが多くなります。

必要な抜歯をせずに無理やり歯を並べてしまうと、口元が突出したり、歯茎が下がってしまう(歯肉退縮)の可能性があり、理想通りの治療結果が得られなくなることがあります。 矯正歯科治療は、きちんと噛めるようにしたり、横顔を良くしたりすることも目的の一つです。患者さんにとって「歯を抜かないことによるデメリットもある」ということも、ぜひ知っておいてください。

ただし、歯を抜くのが怖いと思ったまま治療を進めるのはよくないため、不安なことや疑問点がありましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

クエスチョン

差し歯がありますが治療可能ですか?

アンサー

差し歯とは歯根の上に被せ物をした歯のことです。矯正歯科治療は歯を根元から動かすので、歯根のある差し歯は動かすことができます。ただし、差し歯は矯正歯科治療前の歯列に合わせて作られているため、治療後の歯並びに合わせて被せ物の歯を作り直さなければならなくなる可能性もあります。

差し歯だけでなく、ブリッジも同様に矯正歯科治療は可能です。差し歯やブリッジの歯がある場合は、そのまま治療できるか、一度外してから治療を行うかなど患者さんによって変わりますので、一度ご相談ください。

クエスチョン

外科手術を伴う矯正歯科治療とはどのような治療ですか?

アンサー

外科的矯正治療とは、矯正歯科治療単独では改善が難しい場合に、外科手術(顎矯正手術)を併用して行う治療法です。上下の顎が大きくずれていたり、顎が曲がっていることが原因で生じる不正咬合は、外科手術によって顎の骨を移動させる必要があります。

具体的には、以下のような顎変形症の症例などに適応します。

  • 受け口、しゃくれなど下顎が前方に出ている症例
  • 顎(オトガイ)が無いように見えて、下顎が後方に下がっている症例
  • 顔面非対称で顎が曲がっている症例

治療の流れは、当院にて術前・術後矯正を行い、手術は新潟大学を始めとする入院・手術入院の可能な口腔外科に依頼します。

顎変形症の治療は、顎口腔機能診断施設の指定を受けている矯正歯科医院であれば健康保険が適用されます。 詳しくは、保険適用の外科的矯正治療のページをご覧ください。

クエスチョン

結婚式や成人式の時に装置を外せますか?

アンサー

結婚式の場合、ご希望であれば一時的に装置は全て外しますのでご相談ください。成人式などはワイヤーのみ外す方もいらっしゃいます。 もし、抜歯スペースが目立つ場合には、仮歯を付けて目立たないようにすることも可能です。

ただし、装置を外す期間はできるだけ短い間にすることをお勧めします。せっかく移動した歯は、装置を外している間にどんどん後戻りしようと動いていきます。従って、装置を外す期間が長いほど、治療期間は延びてしまうとお考えください。 また、治療再開の際には再装着の実費がかかりますのでご了承ください。

クエスチョン

妊娠・出産時の治療はどうしたら良いですか?

アンサー

妊娠中でも矯正歯科治療は継続できますが、できる限りの配慮をいたしますので、妊娠が判った時点でお早めにお知らせください。通院日に体調が良くなければ、無理をせずにご連絡ください。予約日をずらすなどの対応をいたします。

ご出産の際には、2~3か月お休みされても支障の無いように調整します。里帰りでのご出産など、長期に渡ってお休みをご希望されるようでしたらご相談ください。

クエスチョン

遠方に転居・引越する場合の治療継続は可能ですか?

アンサー

患者さんが治療を継続できるように、転居先の地域の矯正歯科医院へのご紹介と転医の手続きを行います。

費用に関しては、治療の進行状況に応じて精算をし、返金できる分があればお返しいたしますが、転医先の矯正歯科医院がどのくらいの費用で請け負ってくれるかはお約束できるものではありません。 矯正歯科治療は自費診療のため、医院や地域によってシステムや治療費などの違いがあると思います。

クエスチョン

治療費は医療費控除の対象になりますか?

アンサー

矯正歯科治療の目的や治療を受ける年齢からみて「必要」と認められる治療費は、医療費控除の対象になりますので、確定申告の際に手続きをすれば税金の一部が戻ってきます。

発育段階にある子どもが歯並びやかみ合わせを改善する場合は、医療費控除の対象になります。大人の場合は、かみ合わせなど機能的な問題の改善のための治療であれば認められますが、美容のみを目的とした場合は控除の対象になりません。

確定申告により戻ってくる金額は、所得や治療費用によって異なります。治療費の領収書は必ず保存しておいてください。また、治療のための公共交通機関の交通費も医療費控除の対象になります(付添人の交通費も含む)。自家用車で通院した際のガソリン代は医療費控除の対象になりません。

詳しくは、治療費のページ、または国税庁のホームページをご覧ください。